8月7日日曜日に、福岡雙葉学園同窓会は初のオンライン総会・懇親会を開催いたしました。
ご参加くださいました皆様、ありがとうございました。
100名を超える申込みをいただいておりましたが、zoomでのアクセスが果たしてうまくいくのだろうかと不安を抱えて始まりました。受付がうまくいかなかったり、会場に入れなかったりというハプニングもあり、ご心配とご迷惑をおかけいたしましたことをお詫び申し上げます。
しかしながら、開始から30分経ち、先生方から一言ずつお話しいただく頃には、たくさんの笑顔が画面に並んでいるのを拝見し感動いたしました。
コロナ禍において総会は二度の中止を経て、今年の幹事は新54回生と新55回生が合同開催としてご尽力くださいました。幹事はこれまで総会に参加したこともなく、ましてやオンラインということで初めてづくしのなか、ご自身の得意分野とコツコツとやり抜く雙葉の精神でもって、素晴らしい総会・懇親会をやり遂げてくださいました。心より感謝申し上げます。
今回のオンライン総会・懇親会には、上は95歳!の大先輩から、3月に卒業したばかりの新入会員まで、地域は日本各地はもとより、海外からも多数ご参加いただきました。
今回の参加者の中で、最高齢は第12回生(昭和22年卒)がご家族のご協力のもと、ご参加くださいました。これもオンラインだからこそ出来たことでした。80年近く前に女学生時代を過ごした雙葉を懐かしんでいただけましたでしょうか。
もう一つのエピソードをご紹介いたします。
新7回生(昭和31年卒)のM様とZ様は、お一人は日本に、もうお一人はアメリカのサンディエゴにお住いです。いまも親交は続いていますが、なかなか会うことはままなりませんでした。今回のオンライン開催をお知りになり、お二人でご参加くださいました。
M様はzoomにつながって音は聞こえて画面も見えるけれど、M様のカメラとマイクがONにできずにいましたが、幹事がお一人おひとりを丁寧に、解決に至るまで対応してくれたおかげでZ様とのご対面とあいなりました。その幹事の姿勢に、「相手を大切にする思いが伝わるものでした」とM様よりお言葉をいただきました。英語圏では特に感じられる「相手を大切にする思い」は雙葉での学びの中で会得したものだとも。
Z様はアメリカに渡られて43年、日本語を使う機会も少ないと聞いていますが、現地には四谷や田園調布といった姉妹校の同窓生でなる南カリフォルニア雙葉会があり、コロナ禍も雙葉スピリッツが発揮されて支え合い、同じ校訓のもと学ばれた強い絆で結ばれているそうです。また、Z様からは福岡雙葉でのシスター・エンマヌエルやシスター・ピエールとの思い出も伺いました。人生をも左右するような貴重なご体験については、来年の90周年記念にむけてまとめたいと考えております。
また、8月7日はM様の85歳のお誕生日でした。幹事のはからいで「おめでとうございます」と画面にチャットで流し、みなでお祝いしたことも良い記念となりました。
コロナも3年目となり、行動制限解除、罹患数増加と不安要素はつきませんが、こうしてオンラインで遠くにお住いの同窓生とお話できる機会が生まれたことは大変嬉しいことです。ホテル会場ではその場で話せる人は限られていますが、オンラインだと画面にうつる方複数で話せるのも利点ですね。
本部の準備にあたる様子 |
本部で受付をしている様子 |